管理人の独り言 le monologue

若者のワクチン接種

少し前に、東京都が若者のワクチン接種を促すために、割引とかのアプリを考えているというような記事を目にしました。これにはとても違和感がありました。確かに、欧米では、ワクチンを容易く受けられるにもかかわらず、受けない人がかなりの数がいると聞いています。日本でも、統計をみれば、若ければ若いほど接種率が低いという数字がでています。でも日本人の気質から考えると、老若男女かかわらず、7,8割の人は受けるのではないか、今の数字は受けたくても受けられないんじゃないか、そんな気がしていました。もちろん明確なエビデンスはなく(はやりの言葉を使ってみた)、私の感覚にすぎないものではありますが。

そんなことを思っていたら、若者向けの渋谷のワクチン接種会場、早朝から原宿駅まで1キロの列ができたそうです。ほらね、やっぱり。高齢者はワクチンに関しては優遇されていたから、接種率が高いけれど、若い人は受けたくてもなかなか受けられなかったんじゃない。

今回の接種に関して言えば、密をつくったり外出を奨励してしまったりと、見通しの甘さはいなめませんが、よいことだと思います。割引とかアプリとか言っていないで、受けたい人が誰でもいつでも受けられるような接種体制をつくるために税金をつかってほしい。「ワクチン接種促進キャンペーン事業のうち若年層に接種を促すPR費用が7割超」だそうで、ここまでいくとワクチンが足りないのをごまかすため?とすら思えます。
この予算案に対して、野党から修正動議がでているそうで、こういうまともな議員がいると思うと、少しほっとします。

それにしても、最近コロナのことばかりブログに書いているような。はやく、前のようにならないかなぁ。

夏を弔いて 夏を弔いて

今週の展示は「夏を弔いて」。23人の作家による夏の終わりを描いたイラストの展示です。 今日も暑いですが、確実に夏は過ぎ去り、まもなく秋がやってきます。そのはざまのわずかな時間の楽しさや哀しさを感じながらご覧ください。8月30日まで。